FOOMA JAPAN 2019出展ライン
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MARUYASU 2019
マルヤスのコンベヤシステムとロボットを組み合わせて外観検査を行う「振分・検査ライン」。
高能力の振分や合流、昇降搬送を行い、検査工程を自動化します。
目視による異物検査には、高輝度カラーLED搭載のコンベヤをご提案します。
振分・検査ライン
ライン全体
主に、新規提案機種(特SLS・マグネット駆動ローラカーブコンベヤ小物タイプなど)と標準品を組合わせ、高速振分けを行い省スペースで昇降搬送を行います。振分け後に検査工程を想定した『搬送物角の変形検査』を、7軸多関節ロボットと画像処理ユニットを使用して自動検査を行います。
搬送の流れ
スパイラル下りエリア
合流エリアから搬送物を受取り、コンベヤ角度90°、入口側と出口側の高低差100mmの『GBCS』2台で合計200mmの下り搬送を行います。 そして搬送物は高速振分けエリアへ戻ります。
主要構成機種
GBCS
ロボット検査エリア
『ロボット』は大きく分けて2つの動作を行います。
①NG品で流れてきた搬送物の裏表を直して本ラインへ戻す動作。
②搬送物角の変形検査が必要な搬送物を『画像処理ユニット』で検査を行う動作。 センサや『画像処理ユニット』を使用せず、ロボットハンドの駆動源でトルク制御を行い、搬送物を変形させないようにハンドリングします。
なお搬送物の識別は、ハンドの爪の停止位置で行っています。
①の動作の場合は、『ロボット』の左腕で搬送物をコンベヤ上から取り出し、右腕に受け渡します。その後、合流エリアのコンベヤ上に置くことで表裏反転を行います。(画像処理ユニットは使用しません)
②の動作の場合は、検査に必要な搬送物の表面と裏面の各4隅、合計8か所それぞれの変形検査を『画像処理ユニット』で行います。
どこか1か所でも基準の3mm以上変形があった場合はNG品と識別され排出されます。
良品は合流エリアのコンベヤ上に受け渡します。
主要構成機種
垂直多関節ロボット・画像処理ユニット
180°反転エリア
『GBCS』でらせん搬送を行い750mm揚げられた搬送物を、『MMX2』で水平及び傾斜搬送を行い、『MTV』で180°表裏反転を流れの中で行います。 その後、下流の合流エリアへ受け渡します。 『MTV』は、流れの中で高低差関係なく表裏反転が可能で高能力搬送に適したコンベヤです。
主要構成機種
MMX2・MTV
フードエリア
食品搬送に適したフードベヤシリーズのコンベヤを組合せ、下流のロボット検査エリアへ搬送物の受け渡しを行います。 従来はコンベヤ角度90°、ローラピッチ6°のみの設定となっている『GT10H』ですが、今回新規提案機種としてコンベヤ角度45°、ローラピッチ3°を設定しました。ローラピッチを狭くすることで、小さな搬送物でも安定したカーブ搬送が実現できます。
主要構成機種
FSD・特GT10H・SL・GS18
合流エリア
180°反転エリアで表裏反転された搬送物を『特MB20』で受取ります。 この『特MB20』にエンコーダを取付け、搬送物のトラッキングを行い、搬送物と搬送物の間に隙間があれば『SL』で直角方向から飛び込み合流を行います。
主要構成機種
特MB20・SL
高速振分けエリア
『GM18H』で搬送物をバッファし、7個切り出しを行います。 『MMX2』には高スペックの画像処理ユニットを取付け、搬送物の「表・裏」と「検査対象品」の画像を認識します。 その情報を元に『特SLS』で2方向高速振分けを行います。 この『特SLS』は新規提案機種で、既存の『SLS』に付いている走行規制のピン構造をなくし、耐久性のアップを実現しました。
主要構成機種
GM18H・MMX2・画像処理ユニット・特SLS・MFB
135°カーブエリア
高速振分けエリアで「不良品」と「検査対象品」と識別され、振り分けられた搬送物をこちらの『GBC』の135°仕様で受取りカーブ搬送を行います。 この新規提案機種の『GBC135°』ベルトカーブは、90°+45°のカーブコンベヤ2台を組合わせる必要がありません。そのため乗り移り回数が減り、搬送物の姿勢を崩しにくく、安定した搬送を行うことができます。
主要構成機種
特GBC135°
スパイラル昇りエリア
『特SLS』から搬送物を『MFB(面一ベルトコンベヤ)』で受取り、『GBCS』で昇り搬送を行います。 コンベヤ角度は90°で、入口側と出口側の高低差125mmのカーブコンベヤを6台で1周半、らせん状に搬送し750mm昇り搬送を行います。 展示コンベヤサイズは□1600mmx揚程750mmで、リフト装置と比較して連続搬送が可能なので高能力での搬送が可能です。
主要構成機種
GBCS・MFB
LEDライトパネル付きコンベヤ
食品の異物検査にLEDライトパネル付きが活躍します!
高輝度LEDライトパネル採用により、今までにない発色性と明るさを実現し、 環境・経済性・機能性にも優れています。
LEDライトパネルはコントローラのボリューム操作で細かく設定でき、中間色の設定も可能です。