ローラコンベヤの選定方法
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ローラ幅の選定
ストレートコンベヤの場合
ローラ幅 ≧ 搬送物の底面幅(W)+ 50㎜
カーブコンベヤの場合
ローラ幅 ≧ 搬送物の底面幅(W)+50㎜ +(搬送物の底面長さ(L)×0.1)
※搬送底面の幅(W)がローラ幅以上であっても底面がフラットでたわみの無い場合は搬送が可能です。(オーバーハング搬送)但し、ローラ幅は搬送底面の幅(W)の70~80%以上としてください。
パレット等を2列、3列で搬送する場合
※パレットのたわみや底面形状によって選定が変わりますので弊社窓口までご相談ください。
ローラピッチの選定
常に3本以上のローラで受けるピッチに
ピッチ ≦ 搬送物の底面長さ(L) ÷ 3
搬送荷重の確認
MCD-50の場合
ローラ1本の荷重が許容荷重(耐荷重)以下
フリーローラMR-2812の場合
ローラ1本の荷重が許容荷重(耐荷重)以下
取付間隔の選定
脚数の確認
ストレート部は150~200cmピッチに1脚が目安。カーブ部は45°以上は中間に1脚が目安。
搬送速度を確認
速度決定には以下の事項を確認し、計算式によって選定できます。
①搬送物の長さを求める:L1
②所要搬送能力と搬送間隔(ピッチ)を求める:L2
③最大能力と最小能力を確認する:X
搬送物長さ(L1)+搬送間隔(L2)×1分間の搬送個数=速度(m/min)
搬送物の長さ 0.2m(L1)、搬送間隔 0.12m(L2)で1分間の搬送個数 100個の場合、(0.2+0.12)×100=32よって、搬送速度=32m/min
コンベヤの速度はカタログのこの部分
各コンベヤで設定可能な搬送速度(m/min)を表示しています。
一定速タイプ(速度記号:K)
搬送物の重さや、電圧などの影響で速度が多少変動する場合もありますが、同一条件下では、一定の速度で運転します。
使用電源
AC100V(単相)
AC200V(単相)
AC200V(三相)
スピコン変速(速度記号:U)
スピードコントロールモータを使用しボリュームで電気抵抗値を変えることで速度を調節します。
使用電源
AC100V(単相)
AC200V(単相)
スピコンインバータ変速(速度記号:IV) 汎用インバータ変速(速度記号:IVH)
AC200V(三相)のモータを使用し周波数を変えることで速度を調整します。
使用電源
AC100V(単相)
AC200V(単相)
AC200V(三相)
DCモータ変速(速度記号:DC)
他の変速モータに比べ、変速範囲が大きく、トルクが一定です。モータが小型で、発熱が少ない高性能なモータを使用します。
使用電源
AC100V(単相)
AC200V(単相)
AC200V(三相)