コンベヤの停止精度を知りたい

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停止精度の考え方

画像イメージ

停止精度はオーバーラン+ばらつきによって決まります。

標準装備されているインダクションモータ軸でのオーバーラン量(無負荷条件参考値)は約30~40回転となります。
【算出例】
・条件:速度=11.3m/min ギヤヘッド減速比=30、ドライブプーリ径=60.5mmの場合
・40回転/30≒1.3回転(ギヤヘッド出力軸回転数)
・60.5mmx3.14x1.3回転≒247mm(オーバーラン距離参考値)
 ※停止位置ばらつき大きい保持力なし

電磁ブレーキ付モータ軸でのオーバーラン量(無負荷条件参考値)は2~3回転となります。
【算出例】
・条件:同上
・3回転/30≒0.1回転
・60.5mmx3.14x0.1回転≒19mm±1mm
 ※瞬時停止保持力有
 ※搬送物がベルト上で滑りやすいもの、背の高いものは転倒などの恐れがありますので、インバータによる減速停止をお勧めします。

※上記値はモータ単体での参考値です。実際のオーバーラン量は、摩擦による負荷トルク、負荷慣性モーメントによって変化します。 
※オーバーラン量はギヤヘッド減速比によって変化します。
※高精度位置決めの場合は、ステッピングモータ、ACサーボモータが必要となります。

オーバーラン量・停止精度の参考値

モータ出力軸でのオーバーラン量

インダクションモータ:30~40回転

電磁ブレーキ付モータ:2~3回転

モータ出力軸での停止精度

ステッピングモータ:±0.05°

サーボモータ:±0.05°

詳細は最寄りの支店・営業所までご相談ください。